おはようございます
たちです
今日は皆様から良く聞かれる
「買ったばっかりの新品のデニムパンツって、最初に洗った方がいいんですか?」
「洗う時の注意点ってあるんですか?」
の質問にお答えしようのBLOGです。
ではスタート!!
まずは買った新品のデニムパンツ。
ひっくり返して裏返します。
まずこれ一つ目のポイントです。
「デニムパンツを裏返しにする」
皆様ご存知だと思いますが、デニムパンツは擦れた部分が色落ちします。
買ったばっかの新品のデニムパンツが洗ったら穿く前にけっこう色落ちした・・・
これ一番テンション下がっちゃうから避けたいですよね。
なので、洗濯機でグルグルされて生地が擦れないように必ず裏返しにして下さい。
そして注目してほしいポイントが、この通称「耳(ミミ)」と呼ばれる生地の端っこの部分。
このデニムパンツは黄色の耳になっていますが、パンツによっては赤や青など色々なカラーが存在します。
基本どのデニムパンツにも赤のミミが付く事がほとんどかと。
この耳部分、後々重要ポイントになってきますので、頭の片隅に。
そして洗濯機に入れる前に二つ目のポイント。
「ジッパーとボタンを最後までちゃんと締める」
洗濯時に発生する縮みでジッパーのかみ合わせが悪くならないように。
と、さっき話した擦れによる色落ち防止の為です。
これやらない方も多いかと思いますが、個人的には絶対やります。
近年のデニムパンツは縮む生地が使われる事がほとんどかと。
デニムパンツの魅力の一つ
「SHRINK TO FIT」 (シュリンクトゥフィット)
購入したジーンズを最初に洗って縮ませ、そこから徐々に着用する事でデニムパンツは伸び、洗濯と乾燥を繰り返すことでデニムパンツは着用者の体型に整形される。
これが「SHRINK TO FIT」の簡単な意味。
洗って縮ませて、穿いて適度に伸ばす。この繰り返しで自分の体にフィットした自分だけの色落ちができるんです。
これがデニムパンツ最大の魅力でもあるので、どのブランドも縮む生地を使用する事が多いのです。
もちろん縮まない生地「SANFORIZED」(サンフォライズド)
「防縮加工」の生地を使用しているデニムパンツもたくさん存在します。
なので縮まない生地のデニムパンツはジッパーのかみ合わせなんか関係ありません。
でもでも、「見ただけじゃどっちか分かんないよ。」
このデニム「縮むの?縮まないの?」ってなりますよね。
なのでジッパーとボタンを最後までちゃんと閉めるんです。
閉めておけば間違いありません。うん。
さぁ、いざ洗濯機へ。
ここで三つ目のポイントです。
「洗剤は絶対に使用しない。水洗いのみ」
洗剤の中には汚れを落とす為に界面活性剤(汚れを落とす成分)やアルカリ剤(油汚れを取り除きやすくする成分)などなど、色々な「キレイにする成分」が入っています。
そんなのたくさん入ってたら絶対に必要以上に色落ちしちゃいますよ・・・
「ダメ絶対」
この一言にかぎりますね。
なので絶対に洗剤なしの水洗いのみで。
洗濯完了後は乾燥機へ。
この時も擦れ防止の為に裏返しのままで。
デニムパンツそれぞれの縮み率があるので、どれくらい縮むかは言えませんが、経験上20~25分程の乾燥が一番良いかと。
乾燥後少し湿っている時は干して乾かしましょう。
そして洗濯完了。
まったく同じデニムパンツの洗濯前と洗濯後を比べてみました。
レザーパッチなどに雰囲気が出て、生地も適度に柔らかくなりいい感じです。
もちろん色落ちもあまりしていません。
いいね。いいね~。
いい感じです。
さぁ、まだ少しやる事ありますよ。
さっき話した「耳(ミミ)」を思い出して下さい。
あれ?
あれれ?
何か変なふうに曲がって耳が閉じてませんか?
いや、間違いなく耳が閉じてしまっていますよね。
これが皆さん見落としがちなポイントです。
そしてデニムパンツにとっての命取りポイントなんです。
この耳が綺麗に開いているのと開いていないのでは、色落ちがまったく変わってきてしまうのです。
色落ちしたヴィンテージデニムパンツを使って少しご説明を。
先程から話している「耳(ミミ)」部分の色落ちに注目して下さい。
この画像の耳部分の色落ちは、しっかりと耳が開いた綺麗な色落ちをしています。
そしてこちら。耳が閉じてしまっているので、耳部分の色落ちが片方しか出ていません。
しっかりと耳が開いている物と、耳が閉じてしまっている物とを比べてみて下さい。
お解りですか?
ぜんぜん違いますよね。
この耳の色落ち部分を業界用語で「アタリ」と言います。
この耳の色落ち部分の「アタリ」が綺麗に出ている物と出ていない物とではヴィンテージデニムとしての価値がぜんぜん違うんです。お店によってはそのデニムパンツの値段さえもこの「アタリ」部分が綺麗に出てるかそうでないかで変わってきたりもします。
それくらいこの「耳(ミミ)」部分の色落ちが綺麗かが大切なのです。
デニムパンツは擦れた部分が色落ちをします。
この「耳(ミミ)」部分が太ももなどと擦れて「耳(ミミ)」部分の色落ち「アタリ」が発生します。
なので「耳(ミミ)」部分が綺麗に開いているか開いていないかで「アタリ」が決まるんです。
と言う事は・・・
そう。そうなんです。
洗濯によって閉じてしまった「耳(ミミ)」部分にアイロンをかけてしっかりと開くことが大切です。
最後のポイント
「耳(ミミ)部分にアイロンをかけてしっかりと開く」
これで完成です!!
あとは、ガッチリ穿いて適度に洗う。
(洗う度に今のポイントを心がけて下さい)
これでオンリーワンなデニムに育って行きます。
さぁ皆様、最後にこの一言を
「LET’S ENJOY DENIM LIFE」
(笑)
ダサっ(笑)
以上です。